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糖尿病患者の在宅ケア、見守りの要はケアマネに
5月31日 日本糖尿病協会、ケアマネ協会が糖尿病勉強会
(2017/07/03)
 日本糖尿病協会と日本介護支援専門員協会は5月31日、埼玉県内で働くケアマネジャーを対象に糖尿病について学ぶ勉強会を開催。在宅、施設のケアマネジャー約40名が参加した。
 糖尿病患者を支援できるケアマネを育てることを目的に、二つの協会が共同で2014年から開催している。全国のケアマネ協会支部でのべ70回以上開催し、3,000名以上のケアマネが受講している。埼玉県は今回で2回目。
 勉強会開催の背景には、高齢の糖尿病患者が年々増えていることがある。厚労省が2015年に行った「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病の診断を受けた人、強く疑われる人の約8割が65歳以上。血糖値の上昇を抑えるインスリンというホルモンの分泌量が加齢とともに減ることが原因だ。症状が進むと血管がもろくなり、網膜の出血による失明や腎機能の低下など、合併症のリスクも高くなるという。在宅で暮らす高齢者が薬を管理できず、症状を悪化させるケースもある。
 勉強会は糖尿病の基礎を学ぶ講義と、グループワークの二部構成。講師は、埼玉医科大学病院で糖尿病看護認定看護師として働く木内恵子氏、獨協医科大学越谷病院 臨床検査部の小関紀之氏、埼玉メディカルセンター内分泌代謝内科部長の森本二郎氏が務めた。
 8名、5グループで行ったグループワークでは、在宅で糖尿病の治療を続ける高齢者をどう見守り、支えればよいか、事例を元に25分間で検討した。ファシリテーターは木内氏。
 軽度の認知症がある男性のケース。10年前に糖尿病を患った。注射器に入ったインスリンを自分で太ももやお腹に打つ「インスリン自己注射」を毎日続けてきたが、最近は血糖値が下がらず、医師からはインスリンの処方量を増やすよう言われている。
 木内氏が検討する際のポイントとして挙げたのが、本人が正確に注射を打つことができているか確認すること。注射器の尾部にダイアルがついており、その目盛りを医師の指定した量に合わせて打つ必要がある。インスリンもさまざまな種類があり、体への吸収が早いもの、遅いものが病状に応じて使い分けられていると木内氏は説明した。目盛りを間違えたり、自宅に余っている古いインスリンを使って悪化したケースもあるという。男性は思い込みで、目盛りを間違えたまま使っていた。訪問看護師が注射する様子を観察して分かったという。
 「病院の医師や看護師は自宅の様子を確認できないし、訪問看護を使っていない患者もいる。本人の生活に密着し、専門職を取りまとめる立場にあるケアマネが率先してチームで見守る体制を築いてほしい」と木内氏。異変を感じたら、すぐ医師や看護師に相談するよう参加者に呼びかけた。
 また注意点として、血糖値をこまめに測定・記録して変化に気づけるようにすること、本人の様子や生活の変化も気にかけてほしいとした。
 参加者からは「家族や介護職の間でも、注射を打つ手順や注意点を共有しておくべき」「使わずに残ったインスリンを病院に戻すよう声をかけるだけでも違うはず」などの意見があった。
 ほかにも血糖値測定器の使い方や、血糖値の測定結果に基づいた食事内容の考え方、インスリン量の調整についての講義が行われた。
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