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「脳」にまつわる、知っているようで知らない話
「第21回Web市民講演会 脳が身近になる話〜NCNPブレインバンクより」
(2022/06/28)
 現在YouTubeで公開中の「第21回Web市民講演会 脳が身近になる話〜NCNPブレインバンクより」。国立精神・神経医療研究センター(NCNP)ブレインバンクの医師によるオンライン講演会で、知っているようで知らない、脳に関する話を4つのプログラムで解説している。
 1つ目は「ヒト脳10分間ざっくり解説」(中山雄二・慶応義塾大学医学部病理学教室)。大脳、間脳、脳幹、小脳……脳は場所によってさまざまな機能があるが、それぞれの位置、働きを図解でわかりやすく説明してくれる。焦点を当てるのは大脳の機能。大脳新皮質の前頭葉、側頭葉、頭頂葉、大脳辺縁系の扁桃体、海馬、帯状回の説明を経て、アルツハイマー病、パーキンソン病といった変性疾患の解説へ。発症のメカニズムが興味深い。これらはゆっくりと神経細胞が障害されていく病気なのだが、なぜ脳に障害が起きていくのかが顕微鏡写真と共に明かされる。
 2つ目は、「自律神経を知ろう」(水谷真志・国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部)。改めて自律神経とは何かを学び、生活改善に生かしたい。自律神経に交感神経、副交感神経の2つがある理由は、生物が生きていく上で、活動と休息のバランスをとっていかなければならないため。自律神経が不調になると、体が適切なバランスで活動できなくなるためさまざまな異常が出てくる。動悸、悪心、胃痛、便秘、頭痛、不眠、疲れやすさなどだ。不調になる原因として、不安、アルコール乱用のほか、糖尿病、パーキンソン病など数多くの疾患がある。まず疾患の治療が必要、それと並行して症状に対し対症療法を行っていくことも大切という。次いで、不眠症、便秘、頻尿などについて具体的対症療法が挙げられる。
 3つ目は、「脳を調べる ブレインバンク」(佐野輝典・国立精神・神経医療研究センター病院臨床検査部)。NCNPブレインバンクがどのように脳を保存し、脳の研究に役立てているかの説明が行われる。ブレインバンクは解剖された脳の病理診断を行い、脳を保存、脳試料を研究者に提供することを使命とした、世界各国で行われている活動だ。
 4つ目は「認知症の人の財産はどうやって管理するか 後見人制度など」(大平雅之・国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部医長)。家族が認知症や精神障害を患い、さまざまな判断が難しくなってしまったら……知っておきたい成年後見制度について、概要を説明している。
 45分という手頃な時間で、脳にまつわるトピックについて学んでみては?
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