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自分の歴史を家に置いてきた入居者を理解する
11月11日 千葉県介護支援専門員協議会 研修会
(2019/11/28)
 特定非営利活動法人 千葉県介護支援専門員協議会は11月11日、第89回研修会を千葉県経営者会館で開催。参加者は施設系ケアマネジャーを中心に居宅のケアマネジャーも加わり、総勢100名。
 講師は兵庫県の社会福祉法人関寿会 業務執行理事で、特別養護老人ホームはちぶせの里の統括管理者である中野譲氏。
 いつもは2日間をかけて行う内容だが今回は1日に凝縮。「施設ケアマネジメントのアセスメントの行い方とケアプランの立て方」の“勘所”を抽出した中身の濃い研修会となった。
 アセスメントとは、利用者の個別の問題を一つひとつ取り上げていくことではなく、利用者の全部を見る“利用者理解”である。だから利用者の話をよく聞くこと。発語が困難ならば表情や行動に表れるから、徘徊、暴力、物取られ幻想もその根底に何があるのかを考えなければいけないと中野氏。
 そしてアセスメントで聞き出された、利用者、家族、専門職の「合意されたニーズ」から、利用者の「目標設定」をした上で「手立て」を考えるが、その「手立て」は「誰が、どこで、何を、どのように」を明確にして日常生活に落とし込んでいく。その技術が施設ケアマネには必要だという。
 また、配られた事例シートから「課題を探し出す」、「読み取った課題をアセスメントシートに書き込む」、「アセスメントシートの情報を基にして施設サービス計画書へ記入する」という演習も行われた。「施設ケアマネは利用者の一日をマネジメントするため、生活の流れを考えたケアプランの作成が必要」で、「専門用語は使わない」「90歳のおばあさんでも分かる」「日常生活の場面が見えるように」という具体的なアドバイスがなされていた。
 施設に入った時点で、利用者は自分の歴史を家に置いてくる。だからこそ、「利用者の話を聞き(表情を読み取り)、理解する力が施設ケアマネには特に必要だ」という。
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