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介護経験プラスの面の評価も
7月30日 世田谷区がヤングケアラ―・若者ケアラー支援者向けシンポジウム開催
(2018/08/31)
 東京都世田谷区は7月30日、ヤングケアラー・若者ケアラーをテーマとしたシンポジウムを開催した。介護やケアを担う子供や若者の問題について調査・研究を行う、成蹊大学文学部の澁谷智子准教授が支援者に向けて講演。「若くして介護というとマイナス面ばかりが注目されがちだが、ケアを担うことによるプラスの面もある。支援者にはこうした面を評価しながら必要な支援を受けられる環境づくりをしてほしい」と述べた。
 澁谷氏によれば、ヤングケアラーとはサポートが必要な家族のケアをする18歳未満の子供、若者ケアラーはおおむね30歳くらいまでの介護者のこと。前者は学校生活や友人付き合いに、後者は進路や就職、結婚、出産などの人生を左右する決断に影響する。
 澁谷氏は冒頭で、見えないケアラーをいかに発見するかについて問題提起を行った。「英語ではhidden carer(隠されたケアラー)という言葉があるが、本人は今自分がやっていることが介護だと認識していない場合も多い。できるだけ普通でいたいという気持ちの裏返しでもあり、過酷な生活や苦労だけでなく、ケアを通して身につけた生活能力の高さや忍耐強さなどプラスの面を評価しながら、過度なケアを担わせないよう必要な支援につなげていくことが大切」とし、それが結果的に話しやすい環境につながると指摘した。
 また、澁谷氏は英国での取り組みについても紹介。英国では1980年代からヤングケアラーの実態調査や支援が行われてきた。その中で浮かび上がったのが、身体障害を持つ親の「自分の子供をヤングケアラーにさせてしまっているのではないか」という悩みだったという。「親子関係においてケアというのはあくまでも一つの側面。本人が自己肯定感をもって次のステップに進めるように、背中を押してあげる存在になってほしい」と支援者にエールを送った。
 後半は、若年認知症の支援を行う団体や地域包括支援センター、児童館の職員が登壇してのシンポジウムを開催。練馬区を中心に活動する若年認知症ねりまの会 MARINEの伊藤耕介氏は、介護をする20〜40代の若者が居酒屋などで交流する活動を紹介した。「大変さを理解し合った上で、そのつらさを笑い話にできる仲間がいることはとても大事。お互いの結婚式では“式の最中に不穏になったらサポートするから任せて”といったやり取りもある」とし、同じ立場だからこそ共有できる仲間がいることの重要性を語った。
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